会社などの組織では、遠距離にある複数の場所で、同内容のデータ ベースの使用したいとの希望が少なくないと考えられますが、通信 のランニングコストが実現上の大きな問題となると思われます。
イフ コンピュータ社では、離れた場所にある共有データベースの 内容を電話回線を用いて常に同じ状態に保つシステム、イフネット (IFNET)を開発しました。IFNETは、更新された情報のみを定期的 に電話回線を通じて交換するので、通信コストを軽減することが できます。
IFNETでは、データの更新段階、転送段階、併合段階の三段階に 別れて行なわれます。まず、自分のデータベースで更新を行なっ た後、転送をおこない更新段階で抽出されたデータベースの差分の 交換を行ないます。さらに、併合段階で他のデータベースから受け とった情報を自分のデータベースに反映させます。変更はファイル 単位で行なわれます。あるディレクトリ中の同じファイルが、ある 更新時間から次の更新時間の間に、複数のデータベースで更新され ている場合、どちらかのデータベースを優先するよう予め設定して おく、あるいは、手動で衝突を解消するなどを行ないます。
現在、イフコンピュータ社では、香港、東京事務所間でこのシステ ムを運用しています。データは1日一度深夜にやりとりされていま す。将来的には、世界中のイフ コンピュータ社をIFNETでつ なぎ、データベースを共有したいと考えています。
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